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Vanilla

 バニラの栽培は、コーヒー栽培が本格化したのち、新しい取り組みとしてはじめました。

国産バニラ・ビーンズは希少性が非常に高いうえ、小笠原では自然のままの無加温で栽培が可能なため環境にも配慮した貴重な生産物になると考えています。

 

 

 

〔バニラの実が出来るまで〕
 バニラの花は5月頃に咲きます。バニラは蘭科の植物でめしべとおしべが複雑な形状をいているため、ピンセットの先で慎重な受粉作業がかかせません。受粉が確実に行われた一つの花に一つの実(バニラビーンズ)がつきます。花は一日でしぼんでしまうため、開花の時間内にこの受粉作業をすませます。いんげんのような15~20㎝のさやがなり、約8か月の間に濃い緑色から淡緑色にかわっていくと、いよいよ収穫のサインです。
 収穫の段階ではバニラの香りはしません。収穫後に香りを出す作業を行い長期間乾燥させてバニラビーンズが出来上がります。  
 

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